昨日は、年代や性別でのうつ病について記載いたしました。(うつ病の傾向(年代や性別))今回は、うつ病に似た病についてです。
うつ病は早めの気づき、治療をすることが望ましいのですが、似ている病気も見ておきましょう。
似た病
パニック障害や摂食障害、強迫神経症、心気症、PTSD、アルコール依存症等があげられます。
パニック障害は、最近よく聞く方もいらっしゃると思います。前触れもなく不安、恐怖心が現れ、死を想像するくらいの物凄い不安発作が起きます。長くは30分ほど発作が続き、治まらなければ救急搬送されることも少なくありません。予期不安が強く感じられます。
摂食障害は、過食や拒食で、女性に多く見られます。10~20代の女性で、原因は環境等さまざまです。極端に痩せると月経や内臓にも障害が出ます。反対に食べることが抑えられなくなり、過食と拒食を繰り返してしまうこともあります。
強迫神経症は、自分ではなかなか止められない思考で、同じことが繰り返し頭に浮かび支障がでます。これを恐怖思考といいます。あと、脅迫行為といい、意味のない行動を繰り返してしまいます。
心気症は、医師の診断が信じられなく症状を訴え続け、医師を変え続けるドクターショッピングを繰り返すこともあります。
PTSD(心的外傷後ストレス)は、いじめや虐待、悲惨な出来事を目の当たりにした際、発症します。重くなると感情障害が出て、本人の意思とは関係なくフラッシュバックが現れたり、物音に敏感にもなる症状にもみまわれます。
アルコール依存症は、過度なアルコール摂取で発症する場合があります。アルコールに強くなり摂取量が増し、イライラや不安感が出てきます。アルコールが切れると手の震えや不眠、絶望感等が現れます。
以上のような病からうつ病へ進展する可能性もあります。
自分では気が付かなかったりする場合も多いため、周りの方も気にして観察することで早めの発見、治療にもつながります。
今回は、うつ病に似た病を記載させていただきました。
※資格のキャリカレ うつ病アドバイザー参照
次回は、受診や治療についてとなります。
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